都市ガス用とプロパンガス用は「別モデル」
給湯器は都市ガス用とLPガス(プロパンガス)用でガス機器としての設計・部品が異なるため、都市ガス用の給湯器をそのままプロパンガスの家で使う、あるいはその逆をすることはできません。ガス種を変える場合は、給湯器そのものの交換が基本的に必要になります。
なぜ使い回せないのか
都市ガスとプロパンガスは成分や燃焼に必要な空気量が異なるため、それぞれ専用に設計されたバーナー・ノズルが使われています。無理に異なるガス種で使用すると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒などの重大事故につながる危険性があるため、絶対に行ってはいけません。
引っ越し時に確認すべきポイント
- 引っ越し先のガス種(都市ガスかLPガスか)を事前に確認する:物件情報や不動産会社、現地のガスメーターで確認できる
- 今使っている給湯器を持って行けるかどうか:ガス種が同じであれば流用できる可能性があるが、設置工事の可否は施工業者の確認が必要
- 賃貸物件の場合は設備の交換可否を大家・管理会社に確認する:勝手に機器を持ち込めないケースもある
供給事業者を変更する場合(プロパンガス会社の切り替え)
同じLPガスのままプロパンガス会社だけを切り替える場合は、ガス種自体は変わらないため、給湯器をそのまま使い続けられることがほとんどです。ただし、切り替え先の会社によっては安全点検の一環で給湯器の状態確認や、古い機種の交換を提案されることがあります。
ガス種変更時の給湯器交換費用
ガス種の異なる新しい給湯器への交換は、通常の給湯器交換と同程度の費用(機種・号数によって変動)がかかります。引っ越しのタイミングでガス種が変わることが分かっている場合は、事前に交換費用を見積もりに含めて資金計画を立てておくことが大切です。
まとめ
都市ガスとプロパンガスでは給湯器の仕様が異なるため、ガス種が変わる引っ越しでは給湯器の交換が必須です。安全に関わる重要なポイントのため、引っ越し前には必ずガス種を確認し、対応するガス会社や施工業者に事前相談しておくことをおすすめします。